間違ってバーベQ

寒い。今日は、くもりのちとにかく寒い1日。

この寒い中、夜遅くまで健闘していたのが東京農業大学都市緑化技術地被学研究室。通称、地被組さん。地被研が魅せる“蒼黒ガーデン”。図面を見たところ、真っ黒いペンキを塗ったパネルを使うのかな?と、想像していたが、思いがけず焼き板を使用。木目を焼いた墨色が映える。この色が、非常にいい。木目は、墨を流したかのように枯れた世界を表現している。

…問題だったのは、パネルの高さがあまりにも高かった為、据えつけるのにひと苦労。このおかげで、作業難航。夜更けまで、作業は続くのだった。高さがある割に薄いパネルは、見たところ風で倒れかねない。“枕木”と“支柱”で応急作業。…にしても、これも現場で合わせてみないと気づかなかったハプニング。現場は、ハプニングの連続なのです。

翌日見ると、パネルはしたり顔で安定感を保っていた。朝から10時間に及ぶ作業は、苦労の成果が形になってそこにいる。

さて、余談。セキュリティ会社セコムの方が安全確認をしに来た際のこと。遠くから漏れる光が、バーベキューさながらに見えたらしく、電話を下さった。…いやいや、作業中なだけですっ。と、思いつつ、バーベキューをしているように見えた…、というのもなんだかね。。愉快どころか、絶賛作業難航中やったところが、笑うに笑えないところだった。