AOYAMAイベント開催。

ookakiuchi2005-06-04

青山にて、“ガーデニングイラスト教室”開催。今回のイベントは、第8回花園フラワーショー出展者佐俣広一さんによるお教室。基本となる“ただ1本の線”を練習し、そのラインから樹木スケッチへと発展させる。

「手順を追えば、上手になります」との佐俣さんの声に、皆半信半疑ながら、まず、ギザギザの線・ナミナミの線等、1本の線を描くことから始める。これが、ステップ1。フリーハンドで、均等に同じ間隔で線を引くことすら侭ならず、右上がりになったり…と、自分の手癖が露出する。が、2本・3本と線を描くうち上達する。(ちなみに、スタッフ春るんの1本目の線は、右上がりになりすぎて、そよ風に舞うが如く紙からはみ出ていた。繊細なのだか、豪快なのだか。うふふ。ちょっと、笑う。)“キレイな線の連続がキレイな絵になる”“汚い線の連続が汚い絵になる”という練習。

ステップ2。造園樹木の平面形。一本のラインを樹木平面図へ応用。ステップ3。低木への応用練習。…と、どんどん練習が進むにつれ、参加者の皆さんも魅き込まれたかのように真剣に描く。いやぁ〜、皆さん凄い集中っぷりやな、、と。無心・無言の夢中っぷり。最終段階ステップ4。いよいよ針葉樹・広葉樹を描き、講習は終了。講座の締めの言葉として“絵は光で描く”という、佐俣さん流のトラの巻を授けてもらう。“影が線になる”ということ。絵は、描くうち、書き込むうち、どんどん重々しくなるけれど、“光”を意識して“影”を描くようにすると、軽やかな仕上がりになる。大発見。

今回参加して下さった方々は、全く普段は絵をたしなまない方や、常日頃、造園図面を勉強している方など幅広く参加して下さった。皆それぞれに新たな発見があった様子。私自身、また新たに“描く楽しさ”に触れる喜び!を味わう。絵を描くとつい、“上手に描くこと”に気をとらわれてしまうが、こういう形で“描く”楽しさの原点に戻れるのも、ええな〜、と心から思う。イラストや絵は苦手…、と最初言っていた参加者の方も“自分なりの楽しみ”を見つけた模様。これをきっかけに、描く喜びを見つけられたら、コレ幸い。やったもん勝ち見つけたもん勝ちの青山イベント。気づけたあなたが、一番凄い!と、心の中で賛辞した。

今回講師をやって下さった佐俣さん、イベント参加者の皆さんどうもありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。