霜月

今月は “霜月”。霜降り月。だんだんと寒さが増してくるこの季節を、1年中楽しみにしているので 俄然わくわくしている。皆さん、霜月ですよ〜?と呼びかけたい程。8月葉月、9月長月、10月神無月…、と覚えはじめてまだ久し。社長さんから月毎に、「日本古来の陰暦(=旧暦)を知ろう」との呼びかけで、暦キャンペーン実施中。なぜ、陰暦を知ろう、ということになったかと言うと、日本の年中行事はもともと稲作文化。季節の移ろいに俊敏な機微があったとか。現代っコの私からすると、その“日本の行事”と呼ばれているものは、なんだか古(いにしえ)のファンタジックな出来事のよう。風情を感じるけど、イマイチ身近ではない。ところで、お恥ずかしいことながら、私は日本の暦名全てを残念ながらわかっていない。。…愕然。その暦がどういった経緯で名づけられたか知らへんし、ましてや名前すら12の季節ぶん言えるかどうか怪しいものだ。20数年間この状態できてもうた…、と思うと、反省やら後悔の念も沸く。あぁ。
致し方ないので、“知らないこと”を逆手にとって、“知る喜び”がまだまだたくさんあるんやー、という方に気持ちを切りかえる。

それにしても。オトナになってからも“知らないこと”はたくさんある。世界はワンダーランドだわ、、と今更気づく。行けども行けども、まだまだ深い。それ程、世の中は広くて自分は小さい。かといって、ひ弱な個人にできること。知ろうとする好奇心と、無鉄砲ながら自分の身をもって行動すること、味わうことが大事かしら、と。

さて、本日帰り道の秩父鉄道にて、青虫が降ってきた。本を読んでいる私の手元に!きゃあ。どこからやってきたのか、はたまたなぞ。仕方がないので、そのまま車内に置き去りにする訳にもいかず、手の平にキレイな真緑色した青虫を乗せたまま終着駅へ。やれやれ。
駅にて、ミカンの樹を発見したので、“おぉ、いい所においでまして”とばかりに、青虫を逃して帰路につく。一体、どうして電車の中で青虫と遭遇する訳なのでしょう。ちょっとばかり、貴重な体験にどきどきした。