完成真近?！

天気：曇り→雨のち晴れ
【参加団体】Real time/Black/和っしょい/相馬栄子/チームめがね/飯田千華･黄 貞娥

作業開始から4日目。もはや、完成真近な方がいてはります。フラワーディスプレイ部門C-4 相馬さんの作品です。自宅近くの山から切り出し、天井から吊り下げた大きな“桑”の枝は、こちらに美しく迫ってくるようです。暗いひぃやりとしたこの空間で一人対峙していると、まるで、闇の中で大きな雄大な生き物が鎮座しているかのよう。枝と枝と枝達は、主張しあうのに、決してお互いを打ち消しあわない“間”。あぁ、ほら。今、目があったまま立ちすくんで動けない。そういった迫力に満ちています。
相馬さん本人にお話を伺うと、“もう８割方、完成。”と、目をキラキラさせて言うてはりました。“普段は、主婦として家庭を切り盛りしていかなくてはならないでしょう？花園フラワーショーでの作品作りは、100%自分だけの時間になるから、毎年楽しみにしているの。“と、おっしゃっていました。

自分だけの時間。自分ならではの作品。自分だけの“表現”。大なり小なり、人それぞれの内側にあるもの。…もしかしたら、表現したくても100％自分の思い通りの作品を発表する場所や機会は、案外少ないのかもしれない。そういった意味でも、毎年花園フラワーショーでの作品作りを楽しみにして下さっている方がいた、という事実を嬉しく思いました。