効率よく 穴を掘れ。

ookakiuchi2005-04-09

【参加団体】テクノ園芸専門学校 造園緑化専攻3年/華丸/OUT/東京農業大学 環境植栽学研究室/樹々苑/河合しのぶ/竹田季美

“効率よく 穴を掘れ”

この言葉の出所は、職人加藤さんより。会場内の若い職人さん達を、歴代出展者(第3〜5回花園フラワーショー出展。幾多の賞を受賞)の加藤さんが見学に来てくれはった。この日は、加藤さんから、雨あられと叡智なる言葉を授けてもらう。…贅沢なぐらいじゃぶじゃぶと。作業に来ていたテクノ園芸専門学校3年生へのご説法に、私も仲間入りして聞き入った。

“効率よく 穴を掘れ”

自分が効率よく穴を掘った分の時間を利用して、人を観察しろ、ということ。人の手際の良さを見て、どうやって仕事をしているか、なぜそうやるのか、考えることもトレーニングの一種やねんて。…うむむ。なるほど。作業をし始めると、ど〜しても作業自体に没頭しがちだが、客観的な視線で全体を把握することが、いかに大事か気づかせてもらった。なんともありがたい。学生の頃のワタシも思いあたるフシがある。集中しすぎてわ〜っと浮かれて、猛ダッシュ!で?自己破綻をきたす方やったので、(…。)この言葉は身に沁みた。努めて冷静でいること。一歩引いて考えること。今、気をつけているのはそんなこと。当時の私を知るヒトは、ここで絶っ対笑うと思うけれど。…冷静さとは、程遠いタチなのだ。。えへ。

そういえば、フラワーショー現場監督馬場さんも、しょっちゅうこの言葉を口にする。“周りを観察すること”、“見て倣うこと”。それ故、馬場さんが自分の現場でもない場所にゆ〜らり、く〜らりと姿を現すことを知っている。観察眼に長けること。そして、それをどう生かすか考えること。今日その名の通り青空教室で学んだことは、とても大きな収穫だった。