一期一会のギャル達

ookakiuchi2005-07-01

先週6/23(木)からはじまった“皆野バイパス除草作業”も本日にて、幕を閉じる。私も、この現場は皆勤賞に近かった。イェイ。

今回、この現場には、人材派遣会社からやってきた“ギャルちゃん”二人組がいらしていた。…ギャルちゃん??驚くでしょう?驚きますとも、ええ。カテゴリー化して誰かを表現するのは失礼なことや…、と覚悟してのこの表現。が?驚いたんです。…その場に居合わせた一同、ほんまに驚きました。バービーちゃん(バービー人形)みたいな金髪頭に、かわいらしいその姿。新井樹苗の富さん曰く、“…あれは、エキストラか?”と。思わず、肩肘でド突いて、目線でキツく“だまってへんとねっ”光線を浴びせる。

…とにかく。彼女達の頑張りは凄かった。文句ひとつ言わず、泣き言ひとつ言わず、暑い中、雨の中一緒に働いていかはりました。雨の日は、つけマツゲは落ちちゃうわ、レインコートがわりに“燃えないゴミ”とばっちり書かれたゴミ袋かぶって作業するわ…、のこの現場。ゴミ袋をかぶった姿は、さながら“不思議の国のアリス”に出てくるトランプ兵隊のようだった。晴れた日は、晴れた日で、日には焼けるわ、虫に刺されて血だらけの腕。山の虫は、さすがに強い。それでも、彼女達は、自分のペースを崩すことなく雨にも負けず、風にも負けず、今日この現場を仕上げて、うっすら笑顔で立ち去っていかはりました。

お互い名前も知りはしない。一期一会で立ち去る今日。でも、共有したのはこの時間と労働力。日焼けた腕も、血塗られた腕ももはや、勲章。尊いな〜、と思いながら、金髪が揺れる後ろ姿を見送った。世界の中心で愛なんか叫べないけど、彼女達のこの姿を見ててんか!と、誰がしかに私は吠えたい。負け犬の遠吠えでも、構わない。キュートで凛々しいあの姿をここに叫ぶ。