木の心

ookakiuchi2006-05-04

天気:晴れ

本日、花園フラワーショー副実行委員長であり、樹木医である小山千秋先生による造園講座“木の心”がありました。

木には心があり、育み・慈しむと自分の心が投影される、と。じゃあ、“木の心ってなんやねん?”というお話になりますね?人間と同じように“喜・怒・哀・楽”を表すそうです。木が微笑むとその容姿は美しい。一方で、辛抱強く長生きでもある木が負の感情を表します。怒っているときは、枝や幹が“異形”を形づくり、哀しさを感じると衰弱する。木との付き合い方は、木の心を尊重せなあかんそうです。生育の3要素とも言われる“気温・光・水”が木の個性にあった条件になっているのか、聞いてみること。まず、“木”ありきで次に人の好みを考えよう?というのが先生の教えでした。

私が興味深かったのは、樹木医である小山先生が傷ついた木に対する対処方法をお話して下さったときのことでした。傷ついた木を直そうとするのは人間の傲慢さにすぎない、と。“直そうとする力”を助けることが人間としてできうることやそうです。気持ちがないと直らへんねんな〜、となんだか人間と同じみたいですね。
自分のことを考えるように、木のことを考えるともっと“木”を見近に感じられるんやろなぁ、なんて、ふんふんうなづきながら聞き入りました。来年も又、参加したいイベントのひとつです。