出張イベント

ookakiuchi2006-05-14

花園フラワーショー“出張イベント”開催。本庄総合運動公園内で行われた緑化祭に足を運ぶ。こちらでは、“木工作教室”と“母の日用寄せ籠教室”を行った。

日曜日の公園は、なんといってものどかだ。の〜んびり。ゆ〜っくり休日を楽しむ家族連れの姿をたくさん見かけた。今日は、こういった方々が通りすがりに、花園フラワーショー出張イベントに足を止めて下さった。とても賑やかな1日だった。

今日は、木工作教室で、“まりるちゃん”という女の子と出会った。…忘れ難い女の子。まりるちゃんは、おばぁちゃんとお母さんと一緒に現れて、座るやいなや黙々と自分の想いを表現するが如く、作業に集中し始めた。…こういうときの子供の熱心さというのは凄い。子供だからといって馬鹿にできない迫力すら漂ってしまう。まりるちゃんが作ったものは、口で説明するのは難しいけれど、太い柱に螺旋階段のようなものが天を目指してのぼりゆく…、ような作品。ぶっちぎりで独走するまりるちゃんの作品は、未知の世界そのものだった。思わずその作品に見入っていると、“行けばいい”と、誰かに耳元でささやかれた気がする程だった。

“行きたいところに行けばいい。やりたいことをやればいい”、と。

自分が信じたものを信じて疑わない強さ。やんちゃきそうな大きくて強い目をもったまりるちゃんには、確かにそれがあって、そうゆうのが作品に投影されていた気がする。お母さん曰く、“集団行動が苦手で、学校の枠からはみ出ちゃうのよね〜、あの子は。”とつぶやいてはったけれど、それアンダースタンド!まりるちゃんを懐かしく感じたのは、私自身なんだか自分の思いとは裏腹に、よくはみ出てしまう子供だったのだ。(結果的に)ダンス・ステップ・ワン ツー スリーで、踏み誤っては間違える。…でも、いいんだよ。多分。自分が考えずに答えを教わったものなんて、結局あんまり身にならないし、後でむなしくなるだけだから。まりるちゃんに心の中でそうつぶやいて、でも、それは本当のところ、自分に言っている言葉やな、と気づいて少し苦笑した。

私も行きたいところにいこう。…たとえ、報われなくても、叶わない想いに焦燥感を覚えても。“行こう”と決めた、その一瞬の決意や意志は、消えはしないのだから。

その日、“出会いを大切にすることが人を成長させてくれるよ”と教えてくれた人に、早速まりるちゃんの話を報告することにした。…一期一会って、ほんまに凄い。教えて下さって、ありがとう。